News：速報：“レンズ付きフラッシュメモリ”──三洋，旭光学らが使い切りデジカメをテスト販売

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2001年10月9日　10:50 PM 更新

“レンズ付きフラッシュメモリ”──三洋，旭光学らが使い切りデジカメをテスト販売

　旭光学工業とアルテック，三洋電機は10月9日，リユース対応したデジタルカメラのテスト販売を10月19日から行うと発表した。レンズ付きフィルムと同様，デジタルカメラは撮影後に店頭で回収，プリントをユーザーに手渡す仕組みだ。

　デジタルカメラは「撮ってもEG」（イージー）。1/4型35万画素CMOSセンサーを搭載，内蔵フラッシュメモリ8Mバイトに640×480ピクセルの画像を24枚記録できる。サイズは100（幅）×65（高さ）×30（奥行き）ミリ，重さ約130グラム。価格は1980円。

　価格にはプリント代も含まれている。ユーザーは店頭でデジタルカメラを購入。撮影済みのデジカメは受け付け店に持ち込み，希望分のプリントを依頼するとデジタルカメラは回収される。プリントは店頭でそのまま行われる。焼き増しにも対応するという。デジカメは販売店から回収された後はメモリからデータを消去，再び店頭販売にまわされる。「レンズ付きフィルム」と同様の仕組みで，いわば“レンズ＆センサー付きフラッシュメモリ”だ。

　テスト販売は約3カ月間の予定。コンビニエンスストアのデイリーヤマザキ5店舗と，三省堂書店3店舗で行う。旭光学工業がカメラ技術，アルテックがプリンタ技術，三洋が半導体技術力を持ち寄り，安価で高品質なデジタルプリントを簡単に入手できる新しいビジネスモデルを構築する。今後はネットワークプリントや高画質化も図っていくとしている。

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