News:ニュース速報 2001年11月6日 04:48 PM 更新

OCN,スパマー対策を強化 送信制限や法的措置も

 NTTコミュニケーションズは11月6日,ISP「OCN」で,無差別に届く勧誘メールやチェーンメール“迷惑メール”への対策を強化すると発表した。業者への利用停止措置を拡大する契約約款の変更に加え,2002年にも大量のメール送信を制限できるシステム改良に取り組むという。

 OCNでは従来,ユーザーが迷惑メールを送信した場合,「契約者義務違反」として警告した上で利用停止・解除処分を実施してきた。だが複数のアカウントを持つ迷惑メール発信者が処分の後でも別のアカウントを使って迷惑メールを送信するケースが起きている。そのためOCNでは契約約款を変更,迷惑メール発信者のアカウントを一括停止・解除できるようにする。11月上旬から適用を始めた。

 さらに2002年1月をめどに,大量に送信されたメールに送信制限を実施するシステムを構築する。また同年2月までに,ユーザーが迷惑メールのアドレスを指定することで受信拒否できる機能を追加する。他ISPと連携し,迷惑メール送信者の特定などを目的とした連絡窓口を本年度中に開設,利用停止措置をスムーズに行えるようにする。時期は未定としながら,送信者に対する法的措置も検討するとしている。

 OCNではこれまで,大量に迷惑メール送信に対応してメールサーバを増強したほか,「From」欄の詐称防止機能をサーバに追加するなどの対策を実施してきた。

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