News:ニュース速報 | 2001年11月28日 04:44 PM 更新 |
コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によると,京都府警は11月28日,ファイル交換ソフトを使ってビジネスソフトなどを交換可能な状態に置いたとして,著作権法違反(公衆送信権の侵害)の疑いで,東京都杉並区内の大学生(19)とさいたま市の専門学校生(20)を逮捕した。
調べでは,大学生はファイル交換ソフト「WinMX」を利用し,アドビシステムズの「Photoshop 6.0」やジャストシステムの「一太郎」,マイクロソフトの「Visual C++ for Windows Version 6.0 Standard Edition」などを不特定多数のネットユーザーに送信できる状態にし,ソフト会社の著作権を侵害した疑い。
また専門学校生もWinMXを使い,「Photoshop」など500以上のファイルを不特定多数のネットユーザーに対し送信できる状態にして著作権を侵害した疑い。
大学生はACCS会員ソフト会社の約100タイトル,総額700万円相当を含む約2400のファイルを,WinMXを起動させるたびに送信可能な状態にしていた。また専門学校生は多数のMP3ファイルを送信可能な状態にしていた疑いももたれている。
ACCSによると,ファイル交換ソフトによる著作権侵害で容疑者を逮捕したのは世界で初めて。
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