News:ニュース速報 2001年11月30日 03:51 PM 更新

世界最速グラフィックカード「TE5」発表 NEC

 NECは11月30日,3Dグラフィックカード「TE5」を発表した。従来製品「TE4」の約2.5倍の性能向上を果たし,NECによると現時点で3D描画性能は世界最高。価格は35万円。

 TE5は業務用3Dグラフィックカードのハイエンド製品。同社によると,3Dグラフィック描画ベンチマーク「Viewperf6.1.2 ProCDRS-03」での測定値は65と世界最高。ジオメトリエンジン「GRAPE」(23.76GFLOPS),レンダリングエンジン「PEAR」(1500万ポリゴン/秒)を搭載する。RAMDACは360MHz。ドライバは3D CAD/CG各種ソフトに最適化し,高速な3D処理が行える。インタフェースはAGP Pro50,VRAMは128MバイトDDR SDRAM。さらにローカルメモリ64MバイトDDR SDRAMを搭載する。出力はアナログRGBとDVI-Dをサポートする。

 より小型化。省電力化したミッドレンジモデル「TE5L」も発売する。ジオメトリエンジン性能は21.6GFLOPS,レンダリング性能は1290万ポリゴン/秒。同ベンチマークでの測定値は47。AGP対応,VRAMは64MバイトDDR SDRAMで21万8000円。

 またTE5と放送機器接続用専用インタフェース(SDI)を搭載した放送局向けワークステーション「Express5800/HDTVリアルタイムCGワークステーション」(Xeon/2GHz×2,2Gバイトメモリ,980万円から),「Express5800/SDTVリアルタイムCGワークステーション」(同,280万円から)も発売する。専用システムが必要なリアルタイムCG送出がPCワークステーションで可能になる。

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