News:ニュース速報 2001年12月3日 04:33 PM 更新

コピー機でコンテンツ販売 富士ゼロックスがシステム開発

 富士ゼロックスは12月3日,コピー機を使って電子コンテンツを販売する「マルチメディア・ドキュメント・サービス・システム」(MDSS)を開発,12月4日から販売すると発表した。まず地図や公共情報などからサービスを始める。

 MDSSは,端末側はカラー複合機「DocuColor 1250 CP」と,複合機に接続する情報端末「MDSS-Terminal」(Windows NTマシン)で構成。コンテンツサーバに登録された各種コンテンツをダウンロード,複合機を使ってプリントアウトできる。コンテンツは暗号化して著作権を保護する。料金はプリント料金との合計で課金し,硬貨を入れるコインキットを使って決済する。

 各コンテンツプロバイダーはコンテンツサーバを用意。端末は富士ゼロックスの管理サーバにリクエストを送ると,管理サーバがコンテンツプロバイダーのサーバに接続してコンテンツ配信を仲介する。料金はプリント時に記録されるログを基に富士ゼロックスが端末設置者から徴収,コンテンツプロバイダーに支払う。

 同システムを利用することで,自治体や教育機関,商業施設などに設置されたコピー機が“コンテンツ自動販売機”として利用できる。まず地図や料理レシピ情報などのほか,文化施設や病院情報を地図とリンクして提供するサービスなどを開始し,内容は順次拡大する。

 MDSSの最低システム構成価格は405万3000円。

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