News:ニュース速報 | 2001年12月4日 06:30 PM 更新 |
NECとキヤノン,浜松ホトニクスは12月4日,光学式指紋読み取りセンサーを開発したと発表した。新方式を採用し,従来は難しかった湿った指などの読み取り精度が向上しているという。
開発したセンサーは「指内散乱光方式」を採用した。指当てた光を指内で散乱させ,散乱光が指紋の線の部分に当たる隆線部に伝わり,イメージセンサーで読み取る仕組みだ。静電容量方式では,湿った指や乾燥した指ではコントラストが低下するため読み取りにくかったが,新方式は光を検出するので精度が高まる。外光はセンサーの光源と重なり光を強めるため,直射日光下でも使用可能という。また解像度を従来の2倍近い800dpiにアップした。
2002年度第1四半期に製品化,販売する計画。12月5日に開幕する「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2001」(東京ビッグサイト)に出展する。
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