News:ニュース速報 | 2001年12月5日 09:09 PM 更新 |
セガは12月5日,CGアニメーション制作技術「アニマニウム」を教育機関向けに2002年2月から販売すると発表した。
同技術はロボット研究の中村仁彦・東京大学大学院教授の研究室が持つヒューマノイド制御工学を応用。画面上に構築したキャラクターをマウス操作で自由にポーズが変更でき,従来のモーションキャプチャーや論理シミュレーションを使用する方式と比べて制作期間とコストを大幅に削減できるという。情報処理振興事業協会(IPA)の「次世代アプリケーション開発事業」として採択された。
セガは同技術を使ったソフト「アニマニウム エデュケーターズ エディション」を製品化,情報デザイン・メディア・芸術系の専門学校や大学に売り込む。既にデジタルハリウッドや東北芸術工科大学など10校以上で採用が決まっているという。また全国の国公私立中高の教員研修用教材にアニマニウムが導入される予定。
来夏には商業作品の制作にも耐えられる「クリエーターズ エディション」を発売する計画。要望に応じてSDKも販売,既存のシステムと共存できるカスタマイズが可能になる。各市場に応じたソフトを順次投入することで,アニマニウムの事業を軌道にのせたい考えだ。
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