News:ニュース速報 | 2001年12月14日 05:34 PM 更新 |
NTTコミュニケーションズは12月14日,IPv6を利用して情報家電機器をWebブラウザから制御できる「情報家電コントローラ」と,端末間でのセキュリティ機能を簡単に設定できる「IPv6 VPNシステム」を開発したと発表した。
IPv6普及・高度化推進協議会が進める実証実験の一環。コントローラは家電を接続すると,Webブラウザ上で機器のスイッチオン/オフや状態確認が行える。IPv6のプラグアンドプレイ機能に対応し,機器を接続するだけで自動的にIPアドレスが付与される。機器との接続には電子工作が必要だが,コントローラ内部にはリレーなどを使った回路を組めるユニバーサル基板を内蔵できる。
VPNシステムはディアイティ,エントラストと協力して開発した。IPv6標準のセキュリティ機能「IPsec」を利用して不正行為を防ぐ。設定を簡単にしたほか,PKI認証を導入することで大規模VPNへの拡張性も考慮した。
IPv6普及・高度化推進協議会は,情報家電コントローラのモニターを募集する。電子工作経験者用に300台,電子工作初心者用に100台を用意する。
またNTTコムは,12月15・16の両日に開かれるブロードバンドイベント「Net Liferium2001」(パシフィコ横浜)に出展,デモを行う。
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IPv6普及・高度化推進協議会モニター募集
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