News:ニュース速報 2001年12月20日 08:25 PM 更新

グリーティングメールに注意!強い破壊力の新ウイルスを警告

 コンピュータ・アソシエイツとトレンドマイクロは12月20日,新種コンピュータウイルス「W32/Reezak」(Zacker,Maldal)について警告した。

 同ウイルスはあいさつ状を装ってメールで拡散するトロイの木馬型ワーム。Subject(件名)は「Happy New Year」,添付ファイル名は「Christmas.exe」となっており,Flashで作成されたクリスマス・新年あいさつ状に見せかける。

 添付ファイルを実行してしまうと,メモリに常駐してキーボードの入力を無効化。さらにWindowsのシステムディレクトリ内の「.DLL」「.DRV」「.VXD」「.TSP」ファイルをすべて削除する。またOutlookのアドレス帳に登録されたメールアドレス宛てにコピーを送りつけるほか,感染したマシンのマシン名を「ZaCker」に,Internet Explorerのホームページを特定のURLに変更する。

 トレンドマイクロによると,同ウイルスは破壊力が強く,感染後のシステムの復旧は「大変困難」としてアンチウイルスソフトの常駐を勧めている。コンピュータアソシエイツは危険度「中〜高」とした。トレンドマイクロによると国内では同日時点では感染報告は無いという。

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