News:ニュース速報 2002年1月21日 07:52 PM 更新

マウス操作も把握するネット利用動向調査 サイバーエージェントなど

 サイバーエージェントは1月21日,ネットユーザーのWeb利用動向を調査・診断する新事業を2月1日に始めると発表した。新技術により,ユーザーが操作するマウスの位置情報まで調べることができるのが特徴。画像への注目度など,アクセスログ解析では分からなかった情報が得られるという。

 ベンチャーのジーネット(札幌市)と北海道工業大(札幌市)が産学協同で開発したWeb効果測定システム「ESI」を採用し,サイバーエージェントが事業化する。

 ESIシステムは,ユーザーのマウスの位置情報を取得してデータベースに格納。計測期間終了後,サイトにアクセスしたユーザーのマウス操作情報を集計・解析し,レポートするという。Webのどの部分にユーザーが反応していたか,ページ内のどの部分までを閲覧していたか──といったユーザー行動を把握することができる。

 アクセスログ解析では,アクセス数や画像へのクリック数は判明しても,ユーザーが“どの画像に注目したか”といった情報は得られない。ESIシステムを採用することで,クリックまでに至らない情報を取得でき,Webサイトのリニューアルを考えている企業などに客観的なデータを提供できるという。

 料金は,計測期間を1週間,計測対象ページが5ページまでの場合,200万円を予定している。

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