News:ニュース速報 2002年2月5日 05:33 PM 更新

MSと三井物産,「ラスト1メートル」解決へ新資格制度

 マイクロソフトと三井物産は2月5日,PCとネット回線との接続トラブル「ラスト1メートル問題」の解決を目指す新資格制度を提唱した。同日,メーカーや通信事業者らが参加する協議会を発足,新資格の普及活動を始めた。


 新資格制度の名称は「ネットエキスパート」。ブロードバンドの進展で「ラスト1マイル」問題は解決に向かっているものの,住宅内部の回線接続口とPCとの設定にトラブルを抱えるユーザーが増えている。「このままでは中小企業や家庭へのブロードバンド普及の阻害要因になりかねない」として,PCとの接続やネットワーク設定を専門に請け負う技術者を養成するのが狙いだ。

 「ネットエキスパート」は,一般ユーザー向けに基礎知識を習得してもらう「ベーシックコース」と,電気工事業者やサポート業者などを対象に接続設定からLAN構築まで実技訓練する「プロフェッショナルコース」の2種類。

 設立した「ネットエキスパート制度推進協議会」には,アイ・オー・データ機器やメルコなどの周辺機器メーカーや,有線ブロードネットワークス,アッカ・ネットワークスなどの通信事業者ら37社が参加した。

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