News:ニュース速報 | 2002年2月6日 04:28 PM 更新 |
ジャストシステムは2月6日,方言によるコミュニケーションをテーマにしたユーザー参加型サイト「全国方言WEB ほべりぐ」をオープンした。日本語入力ソフト「ATOK15」用方言辞書も提供する。
方言で語り合う掲示板や方言投稿コーナー,関連リンクなどを用意。またオープン時には北海道弁と津軽弁,名古屋弁,関西弁,伊予弁,博多弁の各専用ページを設け,それぞれユーザー同士がコミュニケーションできるようにした。専用ページは順次追加していく。「ほべりぐ」は「ほうげん,べり〜,ぐっど」。
同社は2月8日に発売する日本語入力ソフト「ATOK15 for Windows」で“方言対応”をうたい,関西弁をスムーズに変換できるという「話し言葉関西モード」を搭載した。同サイトでは,ATOK15に対応した「ご当地辞書」(北海道弁と津軽弁,名古屋弁,関西弁,伊予弁,博多弁)も提供する。
同社はサイトで蓄積した情報をATOK開発にフィードバックし,ATOKの方言対応を進めるとしている。
記者は生まれ育った群馬で「あれだんべー」と語り合い,東京の大学生時代は「シャープペンの芯がおっかけちゃった」(「折れる」と「欠ける」)とうっかり叫んでネイティブ埼玉県民にけげんな顔をされ,就職した北海道では「この原稿用紙なげといて」(捨てといて)と言われて本当に紙を投げてみたり,一時期住んだ茨城県では「だっぺ」なおじさん相手に取材が難航したり──といった方言体験を持つ。方言を蹴散らしてきた某公共放送の自称「正しい日本語」に負けず(「前橋」は「まえばし」であって「まえばし」ではないのだ),“自分の言葉”で語れるのはやっぱりいいことだんべー。
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「全国方言WEB ほべりぐ」
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