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2002年2月28日　04:45 PM 更新

日立，ディスプレイ事業を分社へ

　日立製作所は2月28日，ディスプレイ事業を10月をめどに分社化すると発表した。競争が激化する液晶ディスプレイ分野で経営のスピードアップを図り，韓国や台湾メーカーに対抗する。

　新会社は，先端技術による製品の差別化やモバイル機器向けパネルから大型タイプまでのラインアップをそろえるほか，後工程を中国で行うことでコスト競争力を強化，2004年度に連結ベースで2400億円の売り上げを目指す。

　また米国で子会社を通じて展開している直視型TV用CRT事業から撤退を決めた。子会社の設備を仏Thomson Multimediaに売却する。日立子会社は米国で31/32型と36型直視型TV用CRTと42型以上のプロジェクションTV用CRTを生産しているが。今後はより大画面のプロジェクションTV用CRTの需要が拡大すると判断。市況低迷の続く直視型CRTから撤退し，世界トップのプロジェクションTV用CRTに経営資源を集中する。

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