News:ニュース速報 | 2002年3月4日 02:07 PM 更新 |
マイクロソフトと日本ヒューレット・パッカードは,家庭内暴力(DV)を受けた女性にPC操作を教え,自立を支援する「ITボランティア・プログラム」を4月からスタートする。
女性の経済的自立が難しい点がDV被害の拡大を招いていると指摘されている。同プログラムではDV被害者にPC操作を覚えてもらうことで就職機会につなげるのが狙い。都社会福祉協議会の東京ボランティア・市民活動センターと共同で行う。
プログラムは(1)DV被害者にPC操作技術を教えるボランティアの養成,(2)ボランティアによるDV被害者へのPC講座,(3)DV被害者がPCを体験,交流できるITカフェの開催──の3つ。
ボランティアは一般の女性を公募し,2003年1月までに合計80人を養成する。DV被害者へのPC講座は,被害者が暮らす母子生活支援施設やシェルターに出向いて行う。最低でも半年以上かけて基礎的なPC技術を学んでもらう。ITカフェは年2回開き,被害者がPCを体験したり,交流・相談ができる場にする。
マイクロソフトは,プログラムの運営資金と講座実施に必要なソフト約110本を,日本HPは合計110台のノートPCやプリンタなどハードを提供する。
ボランティアの受け付けは東京ボランティア・市民活動センターが行う。第1期は4〜7月。申し込みは同センターWebサイトで。締め切りは3月31日。
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