News:ニュース速報 2002年3月20日 07:25 PM 更新

三菱重工,「新ロボット神ちゃん」を開発

 三菱重工業はこのほど,移動型エンターテイメントロボット「新ロボット神ちゃん」を開発,神戸市立青少年科学館に納入した。3月21日から同館で公開される。


 男の子「ゆう」くんと女の子「あい」ちゃんの2台。高さ140センチで,神戸弁を使った会話ができるほか,内蔵カメラで人間の顔情報を抽出し,電子キャンバスに似顔絵を描く機能も持つ。両腕を胸の前でクロスさせて「ちょき」といったようにじゃんけんも楽しめ,「負けると悔しがる」(同社)。ダンスやロボット同士のあいさつもこなす。

 神戸市立青少年科学館の人気者「ロボット神ちゃん」の3代目として,来館者のアンケートと博報堂のプロデュースに基づき開発された。会話部分のソフトは国際電気通信基礎技術研究所(ATR)の知能映像通信研究所が開発協力した。

 神戸市は三菱重工や,国産初の産業用ロボットを商品化した川崎重工業など関連企業が多い。阪神大震災の教訓を生かし,救助用途などロボット技術を神戸のまちづくりの核にする構想が持ち上がっているという。

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