News:ニュース速報 2002年3月25日 02:49 PM 更新

松下,自律走行できる掃除ロボットを公開

 松下電器産業は3月25日,ゴミを自動感知して自律走行しながら掃除が行える掃除ロボット向けの自律制御システムを開発したと発表。同システムを搭載した掃除ロボットの試作機をマスコミに公開した。


 同システムは,部屋の形状や床面状態,ゴミの量などに応じて,最適な掃除パターンを自動で制御。障害物を避けながら掃除を行う独自の「クロスパターン走行」を行うことにより,ゴミの取り残しの少ない掃除ができるという。試作された掃除ロボットには,測距・感圧・ジャイロなど50個のセンサーを搭載。1回の充電で約55分間(約80平方メートル)まで掃除可能という。

 今年5月から,実際の家庭において本システムを搭載した家庭用掃除ロボットを使った実証実験を開始する予定。「ここでの試験結果を踏まえて2〜3年後には実用化したい。価格は検討中だが50万円以下にはしたい」(同社)。

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