News:ニュース速報 2002年4月1日 11:44 AM 更新

フュージョン,IP加入電話を実証実験へ

 フュージョン・コミュニケーションズは4月1日,ADSLなどの常時接続回線から利用できる「IP加入電話」サービスの実証実験を始めると発表した。今夏にも商用サービスを始める計画だ。


 常時接続回線を使ったIP電話サービスは「BBフォン」などブロードバンド事業者が付加価値サービスとして提供している。フュージョンは,特定のISPやADSL事業者に限らず,どんな常時接続環境でも利用できるIP加入電話サービスの実現を目指す。

 同社ネットワークへの接続プロトコルに「SIP」(Session Initiation Protcol)を採用。端末メーカーに実験への参加を呼び掛け,同プロトコルを採用した電話端末の動作検証を行えるようにする。

 同社は1年前,従来の固定電話サービスの中継網をIPネットワークに置き換えた「IP中継電話」サービスで通信事業に参入。格安な長距離通話料金で健闘し,3月末時点で120万回線の契約を獲得,2001年度の売上は100億円を超える見込み。

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