News:ニュース速報 2002年4月2日 08:24 PM 更新

日立,メモリ管理機能内蔵のフラッシュメモリ

 日立製作所は4月2日,不良セクタ管理機能を業界で初めて内蔵した「superAND型フラッシュメモリ」を6月からサンプル出荷すると発表した。


 従来は外付けコントローラか搭載機器のハード/ソフトで行っていた不良セクタ管理をフラッシュメモリに内蔵。稼働中に見つけた不良セクタを予備セクタに自動的に置き換えるため,出荷後でもメモリ領域の100%完全動作を実現できるという。

 また特定の領域に書き換えが集中するのを防ぐ「ウェアレベリング機能」も搭載,書き換え回数寿命を延ばした。

 0.18μプロセスによる多値AND型プロセスを採用して小型化。管理機能を内蔵しながら,チップサイズは従来モデル比数%のアップに抑えた。当初は128Mビット品(3.3/1.8ボルト)をラインアップする。10万個ロット時の単価は940〜1000円。今後256Mビット,512Mビットに大容量化する計画。

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