News:ニュース速報 2002年4月8日 06:11 PM 更新

富士通とTOKYO FM,地上波デジタルラジオ受信チップを共同開発へ

 富士通とエフエム東京(TOKYO FM)は4月8日,地上波デジタルラジオ放送受信チップの共同開発に着手したと発表した。地上波デジタルラジオ放送は,2003年春の実験放送開始が計画されている。

 TOKYO FMは地上波デジタルラジオ放送の伝送システムに仕様を富士通に提示。富士通はこれに基づき復調LSIを開発する。またTOKYO FMは同チップを搭載した受信機の検討に参加する。共同開発するチップは3セグメントと1セグメントの両放送に対応する。

 地上波デジタルラジオ放送は2003年春に東京と大阪で実験放送を始める予定。東京では,現状のTVのVHF7チャンネル(188MHz〜192MHz)を8セグメントに分割。3セグメントを使った1チャンネル,1セグメントを使った5チャンネルの放送を計画している。

 3セグメント放送では,音声と同時に楽しめる簡易動画やデータ放送といった高機能さが売り。伝送方式は地上波デジタルTVと同じOFDM方式を採用し,高速移動中やビルの陰などでもクリアに受信できる。

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