News:ニュース速報 | 2002年4月11日 04:03 PM 更新 |
シャープは4月11日,折り畳み式携帯電話に搭載する“ツイン液晶”ディスプレイを駆動する1チップドライバを開発したと発表した。5月からサンプル出荷を始める。
メインディスプレイと本体背面のサブディスプレイの駆動に必要なコントローラや電源回路,表示RAMなどを1チップ化した。従来はメイン・サブのそれぞれにドライバが必要だったが,1チップ化したことで液晶モジュールベースで従来比35%の薄型化,同20%の軽量化が実現可能としている。またメイン・サブとも6万5000色表示に対応し,モノクロが主流だったサブ液晶のカラー化も可能だ。
メインは132×176ピクセル,サブは132×64ピクセルに対応。フレキシブル基板上に実装する「システムオンフィルム」(SOF)に対応する。待ち受け時はパーシャル表示(64色1行表示)に切り替えられ,消費電力を0.1ミリワットに抑えられる。
サンプル価格は2000円。7月から月産50万個規模で量産を始める計画。
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