News:ニュース速報 2002年4月12日 02:41 PM 更新

四国のネット利用は2年遅れ?

 四国電力は4月12日,四国地方のインターネット利用実態を調べた結果をまとめた。利用時間は全国平均と比べ短く,「全国に対して2年遅れ」だという。

 同社の無料ISP「あかりネット」ユーザー約3万6000人を対象に1月にアンケート調査を実施。約1500人から回答を得られた。四国内に限定したネット利用度調査はこれが初めてという。

 調査結果によると,インターネットの利用時間が1週間当たり約10時間未満のユーザーが80%を占めており,2000年時点の全国平均値とほぼ同水準だった。

 それでもウイルスとは無縁ではなく,ウイルスメールを受信したことがあるユーザーは32%となり,10%は実際に感染していた。またPCや携帯電話での“迷惑メール”も多くのユーザーが受け取っていた。

 無料ISPのユーザーを調査の対象にしており,古くからネットに親しんでいるヘビーユーザーが少ないと推測されるため,調査結果をそのまま四国の実態とするにはやや疑問が残るだろう。

 ただ四国電力が「あかりネット」のサービス目的として「四国のネット人口の底上げ」を掲げているように,四国のユーザーからは「とにかくインフラが貧弱」という声も届いている。大都市圏を中心に急速に進むブロードバンド化が地方間格差に拍車をかける恐れもある。

関連リンク
▼ 四国電力
▼ あかりネット「四国のインターネット利用度調査」
▼ あかりネット

[ITmedia]

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