News:ニュース速報 | 2002年4月18日 07:20 PM 更新 |
日立製作所は4月18日,ストレージベンダー世界最大手の米EMCを特許侵害で米国連邦地裁に提訴したと発表した。日立はEMCから特許侵害で提訴されており,今回逆提訴したことで断固として争う構えを示した。
訴訟を起こしたのは,日立製作所と同社のストレージ製造子会社,米Hitachi Computer Products。両社は,「Symmetrix」や「CLARiiON」を含むEMCのストレージ製品が日立の特許8件を侵害していると主張。損害賠償のほか,将来のEMC製品の販売差し止めも求めている。
同社情報事業統括本部長の小野功氏は,「EMCが市場ではなく法廷で争うという選択をしたため,日立は自社の豊富な特許資源で対抗することにした。当社はEMCの訴えに対し断固として戦う。EMCが当社の特許を侵害していることを明らかにする」とコメントしている。
EMCは4月12日に,日立と子会社の日立データ・システムズを特許侵害で提訴。米国際貿易委員会(ITC)に対し,日立製データストレージ機器の米国への輸入を禁止するよう求めていた。
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