News:ニュース速報 2002年4月24日 04:42 PM 更新

J-フォン,第3世代携帯の本格サービスを12月に延期

 J-フォンは4月24日,第3世代携帯電話の本格サービスの開始時期を12月に延期すると発表した。当初は6月30日からの本格サービス開始を予定していた。

 6月30日から試験サービスを首都圏の国道16号線内92市区町村で開始する。試験サービスでは音声通話とデータ通信に加え,個人情報を記録した「USIMカード」(ICカード)を使ったGSM圏国際ローミングも提供する。

 試験サービスを半年間かけて実施,ユーザーからの意見をフィードバックした上で12月から本格サービスに移行する計画。開始当初のサービスエリアは首都圏と全国主要都市の合計675区市町村で,約6割の人口をカバーする予定。2003年度末には2261区市町村で提供,人口カバー率約9割に拡大する計画だ。

 J-フォンの第3世代携帯電話サービスは,当初は2001年12月の本格スタートを計画。2001年3月になって今年6月への延期を発表していた。同社は延期の理由について,「システムの安定性の確認が必要で,多様な利用環境のもとでの試験を実施する必要がある。まず試験サービスを実施し,その結果を本格サービスに反映することが適切と判断した」としている。

 第3世代携帯サービスでは,NTTドコモのFOMAが4月からサービスエリアを全国に拡大。KDDIのauも4月から本格サービスを開始している。

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