News:ニュース速報 2002年5月8日 01:12 PM 更新

NEC,Crusoe採用の液晶一体型静音PCを発表

 NECは5月8日,企業向けPCのラインアップを一新,デスクトップPC「Mate」シリーズ18機種と,ノートPC「VersaPro」シリーズ16機種を発表した。15日から順次出荷を開始する。Mateには,Crusoeを採用し静音化と低消費電力を実現した液晶一体型モデル2機種を,VersaProでは従来に比べバッテリ駆動時間を2倍に向上させたモデルを追加した。


 Mateの液晶一体型モデルには,CPUに発熱量の少ないTransmetaの米Crusoe TM5800/900MHzと同800MHzを採用。消費電力を現行機に比べ約16%削減,約31ワットに抑えた。また本体の電源ユニットをACアダプタ化した上,CPUファンを省き,流体軸受けHDDを採用。「木の葉がふれあう音程度」(同社)という約20デシベルに静音化した。

 BTOに対応。液晶一体型のベースモデル「MA90W/F」は,Crusoe TM5800/900MHz,128MバイトSDRAM,20GバイトHDD,15型TFT液晶ディスプレイ,MOBILITY RADEON,24倍速CD-ROMドライブ,10/100BASE-TX,Windows 2000/XP Professional Editionセレクタブルなどの構成で24万6000円。

 VersaProはベイ内蔵型1機種で,標準バッテリでの駆動時間を現行機に比べ約2倍の最大約3.3時間,大容量バッテリ駆動時では最大約5時間に向上させた。BTOに対応し,標準搭載のモデム/LANに加え,IEEE 802.11b準拠の無線LAN機能とBluetoothモジュールを同時に内蔵させることが可能だ。

 ベイ内蔵型モデルは,モバイルPentium III-M/1GHz,128MバイトSDRAM,20GバイトHDD,12.1型液晶ディスプレイ(1024×768ピクセル表示),MOBILITY RADEON,24倍速CD-ROMドライブ,10/100BASE-TX,Windows 2000/XP Professional Editionセレクタブルなどの構成で23万2000円。

 なおMate,VersaProともに一部モデルを除いてHDD2台を搭載可能。RAID 1(ミラーリング)と,バックアップしたデータを復元できる「StandbyDisk/StandbyDisk Solo」機能を搭載できる。

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