News:ニュース速報 2002年5月9日 03:33 PM 更新

オリンパス、USB接続のデジタル顕微鏡を発表

 オリンパス工学工業は5月9日、デジタル顕微鏡「MIC-D」を6月3日に発売すると発表した。USBでPCに接続し、PCのディスプレイで対象物を観察できるのが特徴。9万9800円。主に教育用途を想定しているが、一般ユーザーにもネット販売する予定。


 1/3型31万画素CMOSセンサーと0.7〜9倍の無段階ズームが可能な光学系を搭載。ステージ上方5ミリまでピント合わせが可能で、プレパラートのほか、厚みのある対象も観察できる。また手で自由に動かせるグライディングステージを採用し、フレーミングが容易になっている。

 通常の接眼部はなく、PCのディスプレイに対象を表示させて観察する仕組み。画像サイズは640×480ピクセル(JPEG、TIFF、BMP)で、動画(AVI、MPEG-1)撮影も可能だ。観察からデータ保存、編集、印刷までをシンプルな操作で行える専用ソフトが付属する。

 新製品は、本年度から小中学校に導入された「総合的な学習の時間」などでの活用を想定。自然学習に加え、デジタルデータをPCで扱う方法も学べる。機能はシンプルにし、分解しにくい頑丈なボディを採用するなど、小中学生の使用に配慮した。

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