新型iPod発表も「ウォークマンと互角」 カカクコム調査
価格.comサイト上でのiPod/ウォークマンへのアクセス推移をみると、昨年も今年も、新型発表直後にはiPodへのアクセスが急増するが、その後落ち着き、ウォークマンと互角になる傾向という。
カカクコムは9月15日、「価格.com」サイト上でのiPodとウォークマンの商品ページのアクセス数推移に関する調査結果を発表した。昨年も今年も、新型発表直後にはiPodへのアクセスが急増するが、その後落ち着き、ウォークマンと互角になる傾向。ここ1年ほどは拮抗した状態で、「ソニーがアップルの牙城を崩し、ほぼ互角の勝負になってきている」という。
「価格.com」のMP3カテゴリーのメーカー別ページビューを、リサーチサービス「価格.comトレンドサーチ」で集計した。Apple(iPod)のPVは、昨年9月の新型発表時に80万近くに跳ね上がったがその後急速に勢いが弱まり、1カ月ほどで50万を割り込んだ。10月には新型を発表したソニー(ウォークマン)が逆転。11月以降はほぼ拮抗した状態になっていた。
今年も同様な傾向で、9月2日の新型発表直後はiPodのPVが跳ね上がったものの、昨年比では微減。「昨年以上に話題の収束が早くなりそう」という。その背景には、iPodに注目していたユーザー層がiPhoneやiPadなどにシフトしていること、ウォークマンの人気が高まっていることがあるという。
iPod touchは人気、iPod shuffleは不人気
新型iPodを機種別で見ると、「製品間で人気格差が目立つ結果」。iPod touchは発表以来、1日4〜5万ページビュー(PV)を稼いでいるが、iPod nanoは1万PV前後、iPod shuffleは5000PVに満たない水準だった。
同社はiPod touchが、「iOSを搭載し、Retinaディスプレイを採用するなどiPhone 4に匹敵するほどの性能を備えている」ため人気と分析。iPod shuffleの不人気については、「前モデルでなくなった操作ボタンが復活し、操作性が改善したが、小型化したiPod nanoとの違いが分かりづらくなった」ことが背景にあるとみている。
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