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米オンラインユーザーの9割は「個人情報を共有し過ぎ」と感じている――Intel調べ
米国のオンラインユーザーの多くは人々が個人情報を共有し過ぎており、そうした情報の量に戸惑っていることがIntelの調査で明らかになった。
米Intelは5月9日(現地時間)、米国在住の成人を対象とした「モバイルエチケット」と「デジタル共有」に関する調査結果を発表した。回答者の9割が、SNSなどのオンラインで個人情報を共有し過ぎていると考えていると答えた。また、回答者の約半数が、そうして共有された情報の量に圧倒される思いがすると答えた。
この調査は、2012年の3月に米国在住の18歳以上の2008人を対象に実施された。
85%がオンラインで情報を共有した経験があり、その25%は少なくとも1日1回は共有している。最もよく共有されるのは写真で、誕生日などのライフイベントについて、何らかのレビュー、進行中の出来事についてがそれに続く。
どのような情報を公開する人が不愉快かという質問に対する最も多かった回答は、「文句ばかり投稿している人」(59%)、「不適切/露骨な写真を投稿する人」(55%)、「プライベートにしておくべき情報を公開する人」(53%)だった。
また、27%がオンラインではリアルとは別の人格を形成していることを認め、19%はうその情報を共有していると答えた。
この調査を担当したエミリー・ポスト研究所のアンナ・ポスト氏は、この調査結果は人々が人とつながることを好むことを示しているが、「われわれはまだオンラインではどのような態度が適切かを模索している最中だ」と語った。
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