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HP、クロスプラットフォームのアプリフレームワーク「Enyo 2.0」正式版をリリース
webOSと共にオープンソース化されたJavaScriptアプリケーションフレームワークの「Enyo 2.0」が正式版になった。iOS、Android、各種Webブラウザで稼働するWebアプリを開発できる。
米Hewlett-Packard(HP)のEnyoチームは7月18日(現地時間)、オープンソースのJavaScrptアプリケーションフレームワーク「Enyo 2.0」の正式版を、Apache License 2.0の下でリリースしたと発表した。プロジェクトのWebサイトでダウンロードできる。
Enyoは、モバイルOS「webOS」向けアプリケーションフレームワークとして開発された。HPがwebOSをオープンソース化した際、Enyoもオープンソース化した。
Enyo 2.0は、webOSだけでなく、iOSやAndroidなどのモバイル端末およびGoogle Chrome、Firefox、Internet Explorer(IE)などのWebブラウザで稼働するHTML5アプリを作成できる。2.0正式版では、UIコンポーネント「Onyx」のライブラリに多様なウィジェットが追加された。また、Enyoやウィジェットの機能をさまざまなフォームファクタ上で確認できるアプリ「Enyo 2 Sampler」も用意された。「Enyo Community Gallery」には、既に50以上のアドオンやプラグインが登録されている。
Enyoチームは、今後も開発者がネイティブアプリではなく、iOSでもAndroidでも、どこででも動かせるWebアプリを構築するのをサポートしていくとしている。
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