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「Tポイントツールバー」公開中止 Web閲覧履歴を平文で収集
ユーザーのWeb閲覧履歴を平文で収集する問題が指摘されていた「Tポイントツールバー」の提供が中止。8月下旬に再開するという。
オプトとカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、Internet Explorer用ツールバー「Tポイントツールバー」のダウンロード提供をこのほど中止した。「皆様によりよいサービスをご提供するため」としている。同ツールバーは、ユーザーのWeb閲覧履歴を平文で収集していると指摘され、批判が相次いでいた。
Tポイントツールバーは、Internet Explorer 7/8/9向けのツールバー。検索窓から検索すると「検索スタンプ」を1日1個取得でき、検索スタンプ2個で「Tポイント」を1ポイント付与する仕組みだ。
同ツールバーをめぐっては、SSL通信を含むユーザーのWeb閲覧履歴を平文で取得していることなどがセキュリティ専門家に指摘されていた。
両社は8月15日、ツールバーのダウンロード提供を中止。インストール済みユーザーのWeb閲覧履歴の取得もいったん停止したほか、これまでに取得した閲覧履歴も8月31日に削除するとしている。
ダウンロード再開と新バージョンのリリースは、8月下旬に行うという。
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