ソニーは9月3日、電子書籍端末「Reader」の新機種「PRS-T2」を9980円で9月21日に発売すると発表した。国内では楽天が「kobo Touch」を7980円の「挑戦価格」で発売したほか、Amazonが近く「Kindle」を同価格帯で投入するとみられ、電子書籍端末をめぐる攻防が激化する。
ソニーの新機種では、電子ペーパーで必要な画面の白黒反転を最大15ページに1回に低減し、快適な読書を実現しているという。Androidスマートフォンなど別の端末で続きのページから読める同期機能を搭載したほか、FacebookとEvernoteに対応し、Facebookで友だちとお気に入りの本の感想や情報を簡単に共有したり、Evernoteに保存したブログやニュースなどを閲覧できる。
内蔵メモリは約2Gバイト(使用可能領域は約1.3Gバイト)。micro SDメモリーカードスロットを備える。通信は無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)。内蔵リチウムイオン充電池で約3万ページの表示が可能としている(ワイヤレス通信オフ時/1日30分読書時で最長2カ月)。サイズは約110(幅)×173.3(高さ)×10.0(奥行き)ミリ、重さ約164グラム。
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