RIM、「BlackBerry 10」のSDK β3を公開「搭載端末は来年初頭」
RIMが開発者向けカンファレンスで公開したミュージックビデオで、BlackBerry開発担当チームの幹部バンドがREOスピードワゴンの替え歌で「あなたのアプリがBlackBerryをよりよくしてくれる。BlackBerryはあなたを愛し続ける」と歌い上げた。
カナダResearch In Motion(RIM)は9月25日(現地時間)、カリフォルニア州サンノゼで開発者カンファレンス「BlackBerry Jam」を開催し、次期モバイルOS「BlackBerry 10」のSDKのβ3をリリースした。カンファレンス参加者には新しいプロトタイプ端末も提供された。
同社のソーステン・ハインズCEOは基調講演で、「BlackBerry 10の進行は予定通りで、搭載端末は間もなくキャリアのテストに入り、数カ月後に発売する計画」と語った。同社は6月の業績発表時にBlackBerry 10のリリースが2013年1〜3月期にずれこむと発表しており、端末の発売は早くとも1月になる。
カンファレンスでは、ユーザーが仕事とプライベートを区別するための「BlackBerry Balance」やメールやTwitterなどのソーシャルアプリへのアクセスを簡易化する「BlackBerry Hub」など、多数の新機能が披露された。
また、BlackBerry 10リリース時には、Facebook、Twitter、LinkedIn、foursquareのネイティブアプリがプリインストールされるという。
RIMはYouTube公式チャンネルで、今回のJamの様子を複数の動画で紹介している。会場でも放映された「Devs, BlackBerry Is Going To Keep On Loving You」はREOスピードワゴンのヒット曲「Keep on Loving You」の替え歌を、BlackBerry開発の3人の副社長が結成した「RIMスピードワゴン」として熱唱するというものだ。「タッチ対応で、QWERTYキーボード付きのモデルを含むBlackBerry 10端末がもうすぐ登場する。いつかって? 永遠にこないわけじゃない」「新しいSDKは本当にクールで、APIは完ぺき。あなたのアプリがBlackBerryをよりよいものにしてくれる。RIMはあなたを愛し続ける」といった内容の歌詞だ。
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