ツイート数がソーシャル時代の“視聴率”に? ビデオリサーチが研究開始、Twitterが協力
テレビ番組に対する反応をTwitter上のツイート数などから測定する指標の研究をビデオリサーチが開始。Twitter JapanがAPI提供などで協力する。
ビデオリサーチは、テレビ番組に対する反応をTwitter上のツイート数などから測定する指標の整備に取り組むと発表した。Twitterの日本法人・Twitter Japanが協力し、テレビとソーシャルメディアの関係性を示すデータの整理と指標の整備を進める。
まず最初の取り組みとして、番組別に1分当たりのツイート数と、その全4週平均を算出し、番組全体を「量的」にとらえる指標として研究を始める。テレビ番組がTwitter上でどれだけ話題になったのかを網羅的に簡単に確認でき、過去の放送や他の番組と比較することが可能になるという。
テレビ番組に対する反応は、(1)発言数や発言人数による「量的な視点」と、(2)発言内容や発言者の定性的な分析による「質的な視点」──の2つの方向性があるとしている。量的な視点にも、番組内のコーナーごとやシーン別にツイート数を分析したり、番組全体とほかの番組とを比較するケースもある。第1弾では、番組全体をとらえる量的視点の指標作りに取り組み、今後は波及効果についての指標開発も検討する。
Twitter Japanは、ハッシュタグを検索キーにしてツイートを取得するStreaming APIをビデオリサーチに提供。まずテレビ局のハッシュタグが付いたツイートを基準として取得を始める。テレビ局のハッシュタグで取得できないツイートの場合は番組ハッシュタグの追加が有効だが、現状では番組ハッシュタグはユーザー間で運用ルールが安定しておらず、今後両社で番組ハッシュタグの利用促進を積極的に進める。
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