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曲がるディスプレイの「PaperTab」──曲げて改ページ、接触でコピー:2013 International CES
電子書籍リーダーの英Plastic Logicとクィーンズ大学が、共同開発したIntel Core i5搭載電子ペーパータブレット「PaperTab」のプロトタイプを発表した。
電子書籍リーダーを手掛ける英Plastic Logicは1月7日(現地時間)、カナダのクィーンズ大学と米Intelと共同開発したシート状のタブレット「PaperTab」のプロトタイプを発表した。
PaperTabは10.7インチの電子ペーパー状のプラスティック製モノクロディスプレイで、タッチしたり曲げることで操作する。IntelのCore i5を搭載する。デモ動画や写真を見る限りでは、プロセッサはディスプレイに接続されたフラットケーブルの先にある装置に入っているようだ。
1枚のPaperTabで1つのアプリを起動でき、複数のPaperTabを組み合わせて作業する。例えば1枚のPaperTabで表示した写真を、別のPaperTabと接触させることで転送できる。複数ページにわたるコンテンツを閲覧する場合は、曲げることで改ページする。また、複数のPaperTabを並べると、1枚の大きなPaperTabとして利用できる。
Plastic Logicは、PaperTabは非常に軽く、丈夫なので、紙のようにデスク上に放ったり重ねることができると説明する。デモ動画のPaperTabはプロトタイプだからだろうが、太いフラットケーブルがつながっており、なかなかフレキシブルに扱うのは難しそうだ。
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