医薬品ネット販売の取り消しを求めた行政訴訟で勝訴が確定したケンコーコムは1月11日、サイトでの医薬品販売を再開した。
「ロキソニン」「バファリン」など第1類・第2類医薬品のネット販売を開始した。販売サイトには「長い間のご支援・ご協力ありがとうございます」という告知が表示されている。
国敗訴が確定した最高裁判決を受け、楽天は歓迎するコメントを発表。今後、ユーザーの安全を確保した上で、楽天市場の店舗が第1類・第2類医薬品の通信販売を行える環境を整えるとしている。
関連記事
- 医薬品ネット販売を容認 最高裁判決 ケンコーコム「速やかに販売再開」
医薬品ネット販売禁止をめぐる訴訟で、最高裁がネット販売を容認し、国の敗訴が確定。ケンコーコムは速やかに販売を再開する方針だ。 - 「ドラッグストアは安全なのか」 医薬品ネット販売規制取り消し求め行政訴訟
医薬品のネット販売規制は行き過ぎであり、「二重に違憲」だとしてケンコーコムらが規制取り消しを求める行政訴訟を起こした。「バイト店員が販売するドラッグストアは『対面販売』と言えるのか」などとして、ネット販売継続を法廷で訴えていく。 - 医薬品の通信販売規制、97%が「反対」意見――パブコメ結果
医薬品の通信販売規制について厚労省が募集したパブリックコメントで、寄せられた意見のうち97%が反対意見だったという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.