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Yahoo!検索窓が8年ぶりにリニューアル 1年かけ調整、「途中で方向性を見失いそうに……」
「Yahoo!検索」の検索画面のデザインが約8年ぶりにリニューアル。1年以上かけて微調整を繰り返し、「途中で方向性を見失いそうになった」ものの乗り切った。
「Yahoo!検索」の検索画面のデザインが2月5日、約8年ぶりに大幅リニューアルした。検索窓やボタンのデザインをシンプルにし、「より検索結果に注視できるビジュアルにした」という。
要素の配置は従来のものを踏襲。使い勝手に変化がないよう配慮しつつ、検索窓の窓枠をシンプルな線に変えたり、検索ボタンや条件指定ボタンの影をなくすなど、フラットで装飾要素を極力廃したデザインを変更した。
検索窓は多くのユーザーが日常的に使うサービス。デザインを変更すると、使い方に戸惑ったり慣れるまで時間がかかるなど使い勝手が変わる可能性があるため、2005年のリニューアル以来、大きなデザイン変更は行ってこなかった。
だがここ数年でタブレットのような新しいデバイスが登場し、検索の利用シーンも大きく変わってきたことなどから、「Yahoo!検索も変化していく必要がある」とリニューアルを実施。検討とテストを1年間以上繰り返し、慎重に調整を行ったという。
ボタンだけでも、質感や色、形状、さまざまな要素をパターン展開し、組み合わせては分解し、そこから要素を抽出してまた組み合わせて……といった地道な調整作業を繰り返し、「パターン展開を行いすぎて、途中で方向性を見失いそうになりつつあった時期もあった」が、その都度「お客様のための検索サービス」という原点に立ち返り、公開にこぎつけることができたという。
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