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警視庁、「振り込め詐欺」の新しい呼び方をTwitterで募集
「振り込め詐欺」という呼び方が犯行の実態を的確に表現できていないとして、警視庁が新しい名称をTwitterなどで募集している。
警視庁は3月21日、「振り込め詐欺」という呼び方が犯行の実態を的確に表現できていないとして、これに替わる新しい呼び方の公募をTwitterなどで始めた。ハッシュタグ「#振り込め詐欺新名称」を付けてつぶやけば応募できる。締め切りは4月10日。
新しい呼び方は、
- 現金をだまし取る方法が振り込みに限らないことが理解できること
- 被害者を不安にしパニックに陥らせるものであることが直感的に理解できること
- 高齢者にも理解できる語句を用いること
- 公序良俗に反しない表現であること
──が条件となる。
Twitterの場合、新しい呼び方とその簡単な趣旨に、ハッシュタグ「#振り込め詐欺新名称」を付けてツイートすればOK。郵送でも受け付ける。詳細はWebサイトで。
人気のTwitterアカウントを運用している警視庁犯罪抑止対策本部で審査し、優秀作品3点を選び、記念品を贈る。発表は4月下旬ころの予定。
警視庁によると、振り込め詐欺は約7割が現金を手渡しによってだまし取る犯行のため、「振り込め」は犯罪の実態を的確に表現できていないという。また振り込め詐欺は、被害者を不安にしてパニックに陥らせることで犯人側のコントロール下に置く手口のため、被害者をパニックにすることを直感的に理解できるような新しい呼び方を公募することにした。ただし、選ばれた作品がただちに振り込め詐欺の新名称に採用されるものではないとしている。
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