「iPadのようなタブレットのユーザーはいら立っている」とビル・ゲイツ氏
「iPadのようなタブレットではタイピングも文書作成もできないし、Microsoft Officeも搭載されていないので、ユーザーの多くはいら立っている」と、ニュース番組に出演したMicrosoftのビル・ゲイツ会長が語った。
「iPadのような、タイピングできず、ドキュメントを作成できず、Microsoft Officeが使えないタブレットのユーザーの多くはいら立っている」──。米Microsoftのビル・ゲイツ会長は5月6日(現地時間)、米CNBCのニュース番組に出演し、そう語った。
この発言は、PCの売り上げがタブレットに押されて減少していることについてどう思うかという質問に対する答えに続いて行われたもの。ゲイツ氏は、MicrosoftはWindows 8をPCだけでなくタブレット向けにも提供しており、Surfaceシリーズはキーボードカバー(オプション)とOfficeの搭載によってプロダクティビティも高いと語り、PCとタブレットを明確に分けて考えるのは難しくなってきていると主張した。
同氏は、現在iPadが支配しているタブレット市場で、Windows 8はシェアを伸ばしてきているとも語った。MicrosoftはiPadにないPCのメリットである機能(キーボードなど)を搭載した製品を提供しているという。
米調査会社IDCによると、第1四半期(1〜3月)の世界タブレット出荷のメーカー別ランキングで、Microsoftは1.8%のシェアを獲得し、初めてトップ5入りしている。とはいえ、同氏が“いら立っている”とするApple製タブレットのシェアは39.6%とまだ圧倒的だ。
Microsoftは、数カ月中に現行の10インチよりも小型のWindows搭載タブレットが登場すると予告している。
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