YouTube、課金制の有料チャンネルを試験的にスタート 月額1ドルから
Google傘下のYouTubeが、サブスクリプション制の有料チャンネルのパイロットプログラムをスタートした。UFCやセサミストリートなどのパートナーチャンネルが月額0.99ドルからの番組配信をスタートした。一部のチャンネルは日本からも定期購入できる。
米Google傘下のYouTubeは5月9日(現地時間)、サブスクリプション(定期購入)制で視聴できる有料チャンネルサービスのパイロットプログラムをスタートしたと発表した。料金は月額0.99ドルからで、有料チャンネルのページには53のチャンネルが並んでいる。
これらの一部は日本からも定期購入できる。例えば、子供向け教育番組の「Baby First PLUS」チャンネルは月額200円。14日間はトライアル期間として無料で視聴できる。
パイロットプログラムには、格闘技のUFC、自然科学番組のNational Geographic、日本でもおなじみの教育番組Sesame Streetなどが参加。日本でも購入できるUFCの月額料金は600円だ。
PCで定期購入の手続きを行えば、そのチャンネルのコンテンツをPC、スマートフォン、タブレット、TVなど、YouTubeに対応する複数の端末で視聴できる。
YouTubeは向こう数週間でさらに多数の定期購入チャンネルが公開されるとしている。YouTubeの動画制作者は、参加申し込みページから有料チャンネルプログラムへの参加を申し込める。
YouTubeは2007年にパートナープログラムで「チャンネル」をスタートした。現在100万以上のチャンネルが開設されており、広告やオンデマンドでのコンテンツ販売で収益を上げている。サブスクリプション制の有料サービスはこうしたチャンネルパートナーからの強い要望を受けて立ち上げたという。
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