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フィーチャーフォン利用者の6割以上が「スマホは不要」、3年以上同じ端末も半数以上 MMD研究所調査
「通話」と「メール」ができればOK、スマホは「必要性がない」――MMD研究所がフィーチャーフォンユーザーの端末利用実態を調査。
フィーチャーフォン(従来型携帯電話)利用者の6割以上が「スマートフォンの必要性がない」と考えており、購入にも消極的――MMD研究所は7月8日、フィーチャーフォンユーザーの端末利用実態に関する調査結果を発表した。
スマートフォンの購入意向について質問したところ、「特に決めていない」(46.1%)と「購入する予定はない」(33.4%)が上位を占め、合わせて79.4%が積極的ではなかった。購入を検討しない理由としては「必要性がない」(63.0%)が最も多く、「月額料金が高い」(58.1%)、「端末代金が高い」(38.3%)が続いた。
具体的に、現在使っている端末で利用している機能を聞くと「通話」(94.3%)と「メール」(90.1%)がそれぞれ9割を超えたものの、「カメラ」(50.5%)や「インターネット」(22.4%)は比較的低い数値に留まった。
現在利用しているフィーチャーフォンの購入時期として最も多かったのは「2009年12月以前」(21.2%)。2010年以前の購入者だけで5割を超え、多くのユーザーが3年以上前に購入した端末を使い続けていることがわかった。
調査は6月、15〜69歳以上の男女992人に対して実施した。
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