Facebook、モバイルアプリ広告に“アクション直結ボタン”を追加
AndroidやiPhoneのニュースフィードに表示されるモバイル広告に「今すぐ買う」や「予約する」などのボタンが表示されるようになる。
米Facebookは10月1日(現地時間)、「モバイルアプリインストール広告」の新機能を発表した。アプリユーザーのニュースフィードに表示されると「購入する」「ゲームをプレイする」などのボタン付きになり、コンバージョンアップにつながるとしている。
モバイルアプリインストール広告は、同社が昨年10月に発表したアプリ開発者向け広告サービス。米AppleのiOS端末および米GoogleのAndroid端末上にアプリ広告を表示し、広告効果をモニタリングできる。
これまでは、ユーザーがこの広告をタップすると、iOS端末であればApp Storeに、Android端末であればGoogle Playのアプリダウンロートページが開くようになっていた。
今回の新機能で、広告主は既存ユーザーにアプリの利用を促すボタンを広告内に設置できるようになる。例えばオンラインショップは、バーゲンの広告などに「Shop Now」ボタンを付けることで、このボタンをタップした既存ユーザーをバーゲンのページに直接誘導できる。
ボタンの種類は、「リンクを開く」「今購入する」「アプリを利用する」「今予約する」「ゲームをプレイする」「今聴く」「動画を見る」の7種類。広告主はPower Editorを使って広告を作成できる。
Facebookの広告収入に占めるモバイル広告の割合は急増しており、第3四半期(4〜6月)には前期比11ポイント増の41%だった。
同社によると、今年に入ってからのモバイルアプリインストール広告の活用によるアプリインストール数はApp StoreとGoogle Playを合わせて1億4500万件だったという。だが調査の結果、アプリをインストールしたユーザーの66%がインストールしたアプリを1〜10回しか使わないことが判明したため、既存ユーザーの定着率を高めるために今回の新機能を追加したとしている。
なお同社は前日、ユーザーのフィードバックを重視する広告アルゴリズムの変更を発表している。ユーザーは表示させたくない広告の右上のアイコンから「非表示」を選ぶことで、同じ種類の広告の表示を減らすことができる。
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