PSDファイルもそのままアップ Web制作向けコラボツール「corabbit」正式版リリース
KDDIウェブコミュニケーションズは、クラウド型コラボレーションツール「corabbit」の正式版をリリースした。Web制作など、大量の画像を扱うプロジェクトに適した機能を盛り込む。
KDDIウェブコミュニケーションズは10月9日、クラウド型ファイル共有・コラボレーションツール「corabbit」(コラビット)の正式版を提供開始した。昨年10月にリリースしたベータ版ではストレージ機能が主だったか、プロジェクト管理機能を大幅に強化しての正式リリースとなった。
「自分たちが日ごろWeb制作を進める中で、こうできたら便利と思うことを盛り込んだ」(高畑哲平副社長)という通り、大量の画像データを扱うプロジェクト管理時に適した機能を充実させた。画像内の特定位置をドラッグで指定してコメントを書き入れたり、同名ファイルの履歴を自動で保存し、ツール上で比較したりできる。有料版では、JPGやGIF、PNGのほか、Photoshop形式(PSD)や Illustrator形式(AI)のファイルもそのままアップロードでき、有償ソフトを持たない人でもブラウザ上で閲覧できるよう自動的に変換する。
Windows用、Mac用のデスクトップアプリケーションのβ版をリリースし、モバイルアプリも開発中。PDFやRAW、TIFFファイルのアップロード機能、セキュアファイルの送信機能なども近日中に追加し、Web制作に限らず、広い業種での導入を目指す。
料金形態は案件単位でグループを作成し少人数利用やフリーランサーに適した「Pro」と、社内利用や大規模プロジェクトの進行に向く「TEAM」の2種類を用意。利用料金は、「Pro」が2人までは無料、5人までは月額990円、15人までは月額2490円、30人までは4990円。「TEAM」が3人までは無料、10人までは1990円、30人までは3990円、50人までは9990円。
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