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「ドコモ版iPhone苦戦」に反論 加藤社長、ユーザーに「3つの迷惑かけた」
「苦戦かどうかは、こんな短い期間で見ないでいただきたい」――ドコモの加藤社長は新型iPhone商戦でドコモが苦戦しているという見方に反論した。10月の契約状況は改善しているという。
「苦戦かどうかは、こんな短い期間で見ないでいただきたい」――NTTドコモの加藤薫社長は10月10日に開いた新端末発表会後、9月20日に発売した新型iPhone商戦でドコモが苦戦しているという見方に反論した。10月の契約状況は改善しており、「ご心配いただかなくて大丈夫」という。
9月のドコモの契約状況は、純減数が過去最大の6万6800件。ソフトバンクモバイル、KDDIはそれぞれ20万件以上純増しており、数字上はドコモが“1人負け”の状況だ。
加藤社長はドコモのiPhone利用希望者に対して「3つのご迷惑をおかけした」と話す。(1)iPhone販売に対応したドコモショップが全2400店舗中1000店舗と、全体の半数以下だったこと、(2)端末の在庫が潤沢でなかったこと、(3)キャリアメールへの対応が10月1日にずれ込んだこと──という。すべて「10月中に改善していく」という。
ドコモのiPhoneは「端末は他社と同じだが、トータルとしてのドコモの強みはこれから」。ネットワーク品質やサービスなどで差別化できるという見方を示した。
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