見た動画を“勝手に”ツイートする「Plays Now」に注意 アプリ連携のチェックを
ユーザーが視聴した動画のタイトルなどをツイートする「Plays Now」というアプリによるツイートが急増。よく分からないままアプリ連携を許可してしまうことで、ユーザーが知らないうちにツイートしてしまうケースが多発しているようだ。
ユーザーが視聴した動画のタイトルなどをツイートする「Plays Now」というアプリによるツイートが10月14日ごろから急増している。よく分からないままアプリ連携を許可してしまい、ユーザーが見た成年向け動画などを知らずにツイートしてしまうケースも起きているため、注意が必要だ。
「Plays Now」は、アプリ連携を許可したユーザーが視聴した動画のタイトルなどをツイートするアプリ。目的など詳細は不明だが、ツイートには先頭に「plays」と入っており、ツイートに入っているURLやタイムラインに表示される動画にアクセスするとアプリ連携画面に誘導されるようになっている。
アプリ連携画面では「Plays Nowがあなたのアカウントを利用することを許可しますか?」と尋ねられ、「連携アプリを認証」ボタンを押すと、同アプリによるツイートやプロフィールの更新などを許可することになる。
友人などのツイートによって動画をクリックし、Plays Nowのアプリ連携画面に誘導され、そのままアプリ連携を認めるボタンを押してしまうことで拡散しているようだ。Yahoo!リアルタイム検索によると14日夜ごろから「plays」が急増しており、Twitterのトレンドにも長く入っている。
連携を解除するには、Twitterの「設定」(Web版では歯車アイコンから)の「アプリ連携」をチェックし、Plays Nowの「許可を取り消す」ボタンを押す必要がある。
友人がツイートしたものであっても、Twitterのアプリ連携は慎重に行うのが原則だ。Twitterの公式Webサイトでは、「サードパーティのアプリケーションは慎重に選ぶ」と、「アカウントへのアクセスを許可する前に、そのアプリケーションについて十分に調べておきましょう」と呼び掛けている。
関連記事
- 「まさか名前まで特定されるとは」 相次ぐTwitter非常識投稿 内輪にネタ提供したつもりが……
コンビニや飲食店の店員などがSNSに、店内や厨房での非常識行為を投稿し、炎上するケースが相次いでいる。若年層はなぜ、代償に気づかないまま悪ふざけに走るのか。 - Twitterがアドバイスするアカウントの乗っ取り対策
大手企業のTwitterアカウントが相次いで乗っ取られたことを受け、Twitterがパスワードセキュリティ対策を紹介している。 - 怪しげな動画窓に注意──クリックするとアダルトサイトを「いいね!」
サイト上の動画窓をクリックしたらアダルトサイトを「いいね!」してしまった──普通のコンテンツに見せかけ、Facebookのいいね!を押させるクリックジャッキングが見つかっており、注意が必要だ。 - Facebookでなりすまし友人申請に注意 3人以上承認するとアカウント乗っ取りのおそれも
Facebookで友人・知人になりすました友人申請が相次いでいる。3人以上のなりすましアカウントを承認すると、アカウントが乗っ取られる可能性もある。 - Twitterでブラクラ拡散 iPhoneにも影響
トレンドマイクロは、TwitterでブラウザクラッシャーのURLが拡散していると注意を呼びかけている。 - 「あなたの写真?」と問いかける悪質ツイート、Twitterで大量に流通
「It's you on photo?」というツイートのリンクを不用意にクリックすると、不正サイトに誘導されてマルウェアに感染する恐れがある。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.