携帯電話各社は、「070」で始まる携帯電話番号の利用を11月1日にスタートする。
「070」番号はPHSで使われてきたが、従来の「080」「090」番号が来年初頭にも不足する見通しになっているため、携帯電話向けに解禁する。
携帯電話には「070-1〜4」「070-7〜9」で始まる電話番号が割り当てられる。PHSには「070-5」「070-6」で始まる番号が継続して割り当てられる。現在使っている携帯電話番号、PHSの電話番号は継続して利用できる。
携帯電話−PHS間の番号ポータビリティ(MNP)導入も検討されており、その場合は番号で携帯とPHSを区別できなくなる。ウィルコムは、着信先がウィルコム端末かどうかを呼び出し音で判別できる「ウィルコム呼び出し音」サービスを7月から順次導入している。
携帯電話で使用されている「090」「080」番号は1億8000万の番号を割り当て可能だが、2012年3月末時点で1億6070万が割り当て済み。この時点で1930万が残っていたが、年間約700万のペースで割り当てが進んでいるため、14年初頭には電話番号の枯渇が見込まれていた。
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