「ドラクエモンスターズ スーパーライト」ガチャ一時停止 有料ポイントを返還
スマホ向けゲーム「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」のガチャの確率設定に不満の声が上がっている問題で、スクウェア・エニックスは一時的にガチャを停止すると発表。
スマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」のガチャの確率設定に不満を訴え、返金を求めるユーザーが相次いでおり、スクウェア・エニックスは2月5日、一時的にガチャを停止すると発表した。ガチャを利用したユーザーに対しては、使った有料ポイント(ジェム)を返還する。今後の方針は6日に告知するという。
同ゲームはスクウェア・エニックスとCygamesが共同開発し、Cygamesが運営。1月23日の公開から11日で200万ダウンロードを突破し、App Storeのトップセールスランキングで「パズル&ドラゴンズ」「黒猫のウィズ」に次ぐ上位にランクインするなど、人気タイトルになっている。
問題になっているのは「まほうの地図ふくびき」というガチャ。レアなモンスターを入手できる「金の地図」を、ある確率によって入手できるのが売りだ。当初、画面上では宝箱の中に「金の地図」が「銀の地図」より多く描かれたイラストが表示されていたが、実際には「金の地図」より「銀の地図」のほうが出る確率が高く、ユーザーから不満の声が上がっていた。
その後イラストは「銀の地図」を増やしたものに変わっていたが、「金の地図」が出る確率などはゲーム内に明記されておらず、「金の地図が銀の地図より多く出るかのように思わせてガチャを利用させる『優良誤認』ではないか」と批判するユーザーも現れた。一部ユーザーはアプリストアを運営するAppleとGoogleに対し、購入した有料ポイント(ジェム)分の返金を求め、実際に返金されたという報告がネットで相次いでいた。
スクウェア・エニックスのWebサイトは5日夜、「サービス向上を目的とする仕様変更を実施するため」としてガチャを一時停止することを明らかにした。また仕様変更前後でガチャを利用したユーザー間の公平を期するためとして、「金の地図ふくびき」を利用したユーザーには500ジェム(500円相当)×利用回数分を返還する(「銀の地図ふくびき」は200サポートポイント×利用回数)。
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