スマホ「ドラクエモンスターズ」、ガチャ確率を見直し・明記へ 運営が謝罪
「ドラクエモンスターズ スーパーライト」のガチャ確率設定にユーザーから不満の声が上がっている問題で、スク・エニがガチャの確率見直しと確率を明記する変更を発表。
スマートフォン向けゲーム「ドラクエモンスターズ スーパーライト」のガチャの確率設定にユーザーから不満の声が上がっている問題で、スクウェア・エニックスは2月6日、問題になったガチャの確率の変更と、確率の明記をすることを明らかにした。「運営に対して不信感を与えてしまった現状を深くお詫び申し上げます」と謝罪している。
同ゲームはスクウェア・エニックスとCygamesが共同開発し、Cygamesが運営。1月23日の公開から11日で200万ダウンロードを突破する人気タイトルになっている。
問題になったのは「まほうの地図ふくびき」というガチャ。当初、画面上では宝箱の中に「金の地図」が「銀の地図」より多く描かれたイラストが表示されていたが、実際には「金の地図」より「銀の地図」のほうが出る確率が高く、ユーザーから不満の声が上がっていた。その後イラストは「銀の地図」を増やしたものに変わっていたが、「優良誤認だ」と、アプリストアを運営するAppleとGoogleに対し返金を求めるユーザーも現れ、5日夜にガチャは一時停止されていた。
スクウェア・エニックスは6日、同ゲームの柴貴正プロデューサーによるレターを公開。有料ポイントの「ジェム」を購入しなくても「十分にお楽しみいただけるよう、ゲームバランスを調整しております」が、(1)コンセプトの意図が適切に伝わりにくいシステム、(2)不具合の発生による特別クエストの延期など、予定していた施策に遅れが発生し、有償ジェム以外でパーティーを強化できる手段が少なくなっている、(3)「金の地図ふくびき」のモンスターの提供割合について多くの意見が寄せられている一方で、ユーザーが満足できる対応に至っていない──と、「コンセプト通りにサービスの提供が行われているとは言い難い状況であることを認識しております」という。
このため、「まほうの地図ふくびき」については(1)「金の地図ふくびき」における提供割合、及び内容を見直す、(2)「金の地図ふくびき」における提供割合を明記する、(3)「まほうの地図ふくびき」における、各メニューの名称、デザインを変更する──という変更を実施する。仕様変更に伴い、変更前に「金の地図ふくびき」を利用した回数に応じたジェムを返還する。
今後、有償ジェムを利用しなくても楽しめるコンテンツの拡充を図るという。またユーザーからの要望を受け付けてサービスに反映させる仕組みの整備を進めており、意見や要望の一部は定期的に報告するとしている。
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