TBSホールディングスは、クラシック専門のネットラジオ局「OTTAVA」を6月末で休止すると発表した。デジタルラジオの実用化に向けてスタートしたが、デジタルラジオの先行きが不透明な状況の中、取り組みを見直すことになったという。
2007年4月にデジタルラジオの実用化試験放送として開局し、ネットでの配信も開始。無料で試聴できるクラシック専門局としてファンも多かった。
だがデジタルラジオの計画が進まず、OTTAVAと「TBSラジオデジタル」の実用化試験放送は2011年3月に終了。昨年には「業界全体でのデジタルラジオ参入を断念」しており、「アナログからデジタルへと音声メディアの将来像を描いていたTBSグループとしても、OTTAVAを含むデジタルラジオに向けた取り組みを見直すことになった」という。
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