ニュース
ドコモ「カケホーダイ」対抗は? KDDI田中社長「様子見たい」
ドコモの「カケホーダイ」に、KDDIは対抗するのか――KDDIの田中孝司社長は記者からのこんな質問に、「もう少し様子を見たい」と述べるにとどめた。
NTTドコモの通話定額サービス「カケホーダイ」に、KDDIは対抗するのか――KDDIの田中孝司社長は4月30日の決算会見で、記者からの質問に「もう少し様子を見たい」と述べるにとどめた。
田中社長は「あまり過激なことは言えないのでおとなしめに言うと」と前置きした上で、「そんなにびっくりした訳ではないというのが本音。どちらかというと、お客さんがどう思っているかが気になっている。もう少し様子を見ていきたい。対抗策を即、打つかというと、そこまで思っておらず、われわれはわれわれの考え方、タイミングで価値を訴求したい」と話す。
ドコモが同時に発表した、家族間でパケットをシェアする「パケあえる」対抗については「考えています」としながらも、具体的な内容については「どうしようかな、どうなんですかね」と濁した。
関連記事
- ドコモ「カケホーダイ」の狙い──値上げになるケースも?
ドコモが音声定額「カケホーダイ」など新プランを発表。スマホ普及が一巡する中、音声ARPUを向上や既存ユーザーの回線追加を狙う。ただ、データ中心で家族割を利用していないユーザーにとっては値上げになる可能性も。 - ソフトバンクの「スマ放題」スタートを延期 サービス内容変更も検討
21日にスタート予定だった“実質的な通話定額”をうたうソフトバンクの新料金プラン「スマ放題」が延期に。「競争環境の変化」を理由に挙げている。 - KDDI社長、スマホ料金引き下げ言及 大手トップ初 多様なプラン導入
KDDIの田中社長はスマートフォンの利用料金について、「今後は多様化していくと思う。(auブランドで)低料金プランも出していきたい」と述べ、割安な料金プランの導入方針を示した。 - ドコモ、2年連続で営業減益 iPhone以外のスマホ不振 新料金プランで巻き返しへ
ドコモの前期は営業減益に。iPhone投入効果は大きかったが、それ以外のスマートフォンが不振。フィーチャーフォンからの移行が想定を大きく下回った。 - 携帯、普及率100%の争奪戦、激化 契約数公表「月次」→「四半期」変更も
携帯電話の契約数公表が四半期ごとに変更されるが、これで市場の競争がなくなるわけではない。普及率100%の国内市場で顧客争奪戦はますます激しくなる恐れがある。 - KDDI、上期初の営業収益2兆円越え 営業益も過去最高に スマホ好調で
KDDIの上期は営業収益が初の2兆円超え。営業利益も3476億円と過去最高を更新した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.