近畿大学は5月12日、高齢者の医療費削減を目指した新たなケアツールとして、同大理工学部宮澤三雄教授による機能性アロマ「ニンチプラス デイ&ナイトセット」をアットアロマから商品化したと発表した。
通常のアロマに体内物質を調整する機能を加え、生活のリズムを香りで整える。覚醒効果のある昼用、質の高い睡眠に導く効果がある夜用の2本セットで価格は4320円(税込)。
物忘れしやすい高齢者に見られる神経伝達物質の濃度異常を調整する機能や、脳に蓄積する酵素をコントロールする働きなど、大学発の特許技術を組み込む。アンチエイジングを促進し、規則正しい生活リズムの維持につなげるという。本人の健康回復に貢献し、ケアに従事する人の負担も軽減するとしている。
関連記事
- 近畿大が教科書注文をネットに一本化 大学生協では初
近畿大学が教科書注文のプロセスを完全インターネット化した。専用サイトから申し込み、キャンパスで受け取る。 - 研究所育ちの養殖チョウザメ 「近大キャビア」数量限定発売
近畿大学により養殖されたチョウザメから採取した「近大キャビア」の数量限定発売が始まった。価格は1万円。 - 深海生物「テヅルモヅル」──“役に立たない”研究でもクラウドファンディングで応援 新しい研究費獲得の形「academist」
研究費獲得に特化したクラウドファンディングサイト「academist」がオープンした。「世の中の“役に立たない”魅力的な研究を伝えていきたい」――自らも物理学の研究者だったという運営者が目指すのは「研究のエンタメサイト」だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.