ニュース
初音ミク、レディ・ガガライブの舞台裏 通常半日の準備を30分で
レディ・ガガのワールドツアーに初音ミクが出演している舞台裏をクリプトンが明かした。通常半日かけるセッティング作業を30分に短縮する新システムを開発したという。
クリプトン・フューチャー・メディアは5月12日、歌手のレディ・ガガさんのワールドツアー「The ARTPOP Ball」のオープニング・アクトとして初音ミクが“登場”する舞台裏について明らかにした。
透明スクリーンにキャラクターの3DCGを投影する初音ミクコンサートは通常半日かけて映像装置をセッティングするが、今回の使用可能時間はわずか30分。撤収時間も10分と限られており、短時間での準備/片付けが必要なため、従来と異なる「30システム(サンマルシステム)」を新たに開発したという。
同社の地元、札幌市の舞台技術者やクリエイターと協力し、約1カ月の短期間でプロトタイプを制作。素早く入退場するため生身のダンサーも起用し、バーチャルとリアルを融合したステージにした。初音ミクのダンスは「イーハトーヴ交響曲」などのモーションを担当したYumikoさんが手がけ、Perfumeの振り付けや演出を担当するMIKIKOさんのダンスカンパニー「ELEVENPLAY」のダンサー2人がともに踊る。
ミクは6月3日まで、米国内で行われる全16公演に出演する。同ツアーの日本公演は8月に予定されている。ツアーを終えた「30システム」と制作時のドキュメンタリー映像は7月から開催される「札幌国際芸術祭 2014」に出展する。
関連記事
- 「みんなに会えて、うれしい」 レディ・ガガ、“共演”初音ミクのライブ映像公開
歌手のレディ・ガガさんが、自身のワールドツアーのオープニングアクトとして初音ミクが登場した様子を一部映像で公開した。 - 初音ミクがレディ・ガガのワールドツアーで“共演”
レディ・ガガさんのワールドツアー「The ARTPOP Ball」の一部公演のオープニングアクトとして初音ミクが“登場”する。 - 米国で初音ミクコンサート満員 ボカロ語る英文ブログ、「胸熱」と話題に
「俺は魔法を、VOCALOIDを、ミクを信じている」――米国で行われた初音ミクコンサート参加者が、初音ミクについて熱く語った英文のブログ記事が話題になっている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.